ハネムーンで大人気のロックアイランドを大特集しました!~パラオ観光の中心~
Date : 2018-01-28
ヤシの木だけ生えた島からマッシュルームそっくりの島から、潮が引いたときだけ姿を現す砂の島まで、大小まちまち、形状とりどりの200もの島と、それを取り囲むウルトラブルーの海からなるのがロック・アイランド・エリア。そこにはスノーケリングに時間を忘れる場所から、誰にも教えたくないプライベート感たっぷりのひそやかビーチまで、パラオの大自然の懐に抱かれて特別な時間を過ごせる場所が、たくさんたくさんちりばめられています。ハネムーンで大人気のこのスポットは必ずや訪れてください。
- 島に囲まれる形で外海から閉ざされた汽水湖を、パラオでは総称してマリン・レイクと呼んでいます。海水と淡水が入り混じっているため独特の生態系をもち、珍しい水中生物の宝庫としてバラオの自然を語るうえでは欠かせない存在でしょう。この、大小実に多数あるマリン・レイクのなかで「元祖」と呼ばれている代表選手が、コロールから船で10分足らずの場所。入口となる水路の壁にピンクのイソバナがユラユラ茂っているのが目印で、力ニハゼやテッポウウオ、ナポレオンの幼魚など珍しい生物がめじろ押しとあって、スノーケラーはもちろん生物観察・撮影のためのダイビングポイントとしても超人気です。森林浴気分を味わえる静寂と涼しげな空気に満たされているため、カヤックで訪れる観光客も多いようですよ。聞こえるのは鳥の声だけというヒーリング空間です
- パラオの海には"青"というひとつの言葉ではとても表現しきれないほど、千差万別のブルーのバリエーションがちりばめられています。海底の地質や水深別に、無限の青が存在するといっても過言ではありません。なかでも、通称“ミルキーウェイ"と呼ばねるここの色はまた格別のもの。ロック・アイランドのなかにあるマリン・レイクの一種で、鏡のように真っ平らな海面は妖しい乳白色を帯びたライトブルーをたたえているんです。海底に沈殿する石灰質の泥が、この不思議な色のクリエーター。カヤックツアーでも頻繁に利用されているパラオ版“青"の名所で入浴剤を溶かしたような独特の色は、見ているだけで癒される感じです。石灰の泥は遊びの小道具にも早変わりしますし、「パラオホワイトクレイ」としてすでに各種の化粧品が商品化されており、絶大な美白・保湿効果があるといわれています
- コロールからボートで5分ちょっと走ると、すぐに目に飛び込んでくるのがこの天然アーチの造形美。隆起珊瑚でできた石灰質のロック・アイランドには、海水の浸食によって悠久の時をかけて造り上げられた洞窟やアーチ、トンネルなどが無尽蔵に点在しています。なかには、千潮時に小さなボートが潜り抜けられるアーチも。一番有名なアーチは残念ながら通り抜けはできないのですが、その真下にある岩場には乗り移ることができ、記念写真撮影の人気スポットとなっています。近くに寄るとその大きさに圧倒され、自然の力に畏怖心が湧いてくることでしょう
ロックアイランド見どころ4
ジェリーフィッシュレイク
- ロック・アイランドのひとつ、広大なマカラカル島の内陸にある湖です。水面下に海とつながっている箇所があるため、隔絶されていながら海水と淡水が混ざった汽水湖となっていて、タコクラゲ、ミズクラゲなど無数のクラゲ(ジェリーフィッシュ)が生息する不思議な場所です。1982年にナショナル・ジオグラフィック誌に紹介されて以来、世界中にその存在を知られるパラオの一大名所であり続けています。船着場から手すりにもなるロープ沿いに山道を15分ほど上り下りすると、緑に囲まれた広大な湖が姿を現してきます。クラゲは光合成を行う生き物のため、太陽の位置に合わせて湖内を移動するんです。つまり時間帯によって集まつている場所が異なるのですが、湖面がうっすらとオレンジ色になっているあたりを目指して泳いでいけば、やがて四方八方がクラゲだらけ、というミステリアスな世界に迷い込むことでしょう。世界中探しても数えるほどしか存在しない特異な湖だけに、パラオに来たらぜひ行きたい場所。ちなみに毒性はきわめて弱いので、水着で入っても大丈夫なので安心を。
- 絶景を誇るロック・アイランドのなかでも、横綱級の美観といえるのがこのセブンティ・アイランド。 熱帯の植物に覆われた島が肩を寄せ合うように連なっています。見れば見るほど不思議な形をした島が多数あるのですが正確に数えると、40足らずの大小の島が集まっているにすぎません。しかし緑のこんもりした島と周りを取り囲むブルーのグラデーションとがあいまって、何ともフォトジェニックな風景を作り出しています。
パラオを紹介するロック・アイランドの空撮写真といえば、たいていがここを写したものであるように、特に上空からの眺めは絵画的。もちろん海上からの遠景もこれぞパラオという趣があります。
しかし残念ながら一般人の上陸は不可能となっています。そもそもセブンティ・アイランドにはタイマイの産卵場があるなど、野生生物保護区となっているからです。許可なしには近辺を航行することさえできないので、通常のツアーで間近に寄れるチャンスはありません。ですが、あきらめてはいけません。セスナによる遊覧飛行で空中からはその姿を拝むことができます。必ず工程に組み込むことをお勧めしますよ。 パラオのシンボル的群島として、名前だけでもぜひ覚えておきましょう。
- オモカン島の南側に位置するビーチ。潮が引くと、ビーチの端から真っ白い砂の道が向かいのアイランド方向へと延々と延びていくことから名がつきました。 美しい弧を描いて2島を結んでいます。
クリスタルブルーの海にす一っと刷毛で引いたように純自の砂州が延びる様はなんとも天国的で、フォトジェニック。天気のいい日、太陽の位置が高い時間帯に干潮が重なったなら、ぜひとも訪れて記念撮影することをおすすめします。ビーチ裏の緑に覆われた島の中には、バーベキューができる小屋やトイレなどの施設も設置されていてピクニックにも最高でしょうね。そんなわけですっかり観光地化されつつあるロング・ビーチなのですが、ここにもウミガメが産卵にやってくるそうで、孵化したカメの赤ちゃんが続々と海へ帰るシーンを目撃できることもたまにあるようです。大自然の営みをなにげなく目にすることができる、いかにもパラオらしいビーチでもあるのですね。遠目に見るとまさに海の上を歩いているかのようで、海を分かつ神秘のビーチといった感じです。かつて、こうした海上の道をたどってペリリューからコロールまで逃げ延びた日本兵もいたそうですよ。