ベラウ・ナショナル・ミュージアムのさらに海側、住宅街の一画にひっそりとたたずむのがパラオ・プランテーション・リゾート。
ホテルからは眼下にタロイモ畑とジャングルが一望にでき、その先にはうっそうと茂るマングローブ林と岩山湾の絶景が続いています。豊かな大自然に囲まれ、静寂に支配された環境は、まさに「隠れ家リゾート」という言葉がピッタリの雰囲気。ハネムーンでも一風変わったこのホテルへの宿泊検討をおすすめします。
3年余の時間をかけ、原生林を切り開いてリゾートはオープンしました。
建物に使われているのはマホガニーなどの木材、竹、岩石のみ。ヤシの葉ぶきの屋根など、自然との調和をテーマにしているだけあり、新しい施設にもかかわらず周囲のジャングルにマッチして、まさにネイチャーリゾートらしい趣を醸しています。
諸施設は傾斜状の敷地を活かして立体的に構成されているため、こぢんまりとした規模のホテルながら、それ以上の広がりが感じられるつくりに。そこかしこに美しい花や南洋の樹木が植えられた遊歩道がジャングルヘと続き、まるでテーマパークに迷い込んだような楽しさを感じるでしょう。
ゲストルームはさまざまな旅行スタイルに対応できる3カテゴリー。
プレミアム・キャビンはスタンダードクラス。諸施設はほぼ揃っており、海側の部屋ならベランダの籐のイスに腰掛けて、心静かなひとときを過ごせるでしょう。
スーぺリア・コテージは、 ジャングルビューとロックアイランドビューの2種類があり、特に後者は半露天のバスルームを備え、女性客には絶対的な支持を得ているそうですよ。ジャングルビュー50㎡でロックアイランドビューは70㎡。客室にはアロマボットや湯沸かしボットなど、快適な滞在のための備品がいろいろ。
スイート・ヴィラは100㎡を誇る最高級のカテゴリー。キッチンや洗濯機も装備し、長期滞在やハネムーン、家族旅行にもおすすめですよ。天丼が高くて開放感がある客室は豪華なバカンスが過ごせます。
それぞれに個性的な客室だが、いずれも手作り感が伝わってくるインテリアで木の香りも清々しく、板張りのフロアは裸足で過ごしたくなります。木製のリモコン入れが壁に設えられていたり、電気コードや壁のコンセント部分が籐でカバーされているなど、細かな部分のインテリアコーディネートにもこだわっているお部屋です。
ココナッツソープやバスソルトなど、バスルームの備品は女性客に大評判。客室が多くないので、ホテルスタッフとすぐ顔見知りに。もちろん日本人スタッフも常駐していますよ。
ここのレストランは、地元の人や他のホテルの宿泊客がわざわざ足を延ばして訪れると評判です。
プールからジャングルを見下ろせるメインレストラン、フォレスト・ガーデンでは豊富なアラカルトメニューのほかに、プールサイドでのバーベキュー(不定期開催)、パラオ料理のコースが楽しめます。
そして密林の中で食事やお酒を楽しんでいる気分になれるジャングル・バーは、独創的な料理をつまみに、腰を据えてじっくり飲みたくなる隠れ家的スペースです。
このリゾートならではの楽しみがシーカヤック。敷地内に小さな桟橋があり、マングロープの水路を通って岩山湾に直接出られるようになっています。波の静かな内海で野鳥の羽ばたきを眺めたり、マングローブの森を探検したり、カヤックやカヌーのナイトツアーなど、パラオならではのネイチャーアクティビティを満喫できちゃいます。
パラオプランテーションリゾートに宿泊される場合にチェックしておきたいお食事事情。ホテル内のレストランや近くの人気店をまとめていますので参考にしてください。